あらすじ 尺八奏者として東京でバンド活動をする波彦。姉の婚礼で実家に帰ると、真っ当に働くよう迫られる。同棲していた恋人も去ってしまう。からまわりする運命の中で落ちていく彼が行こうとするところは何処か? ![]() かつてのアイドルスター、今や実力派の役者として活躍中の大村波彦が本名「波彦」役で主演。 ベテラン、左幸子、木田三千雄の演技も見所。 ![]() 手法 ドラマでありながら、ドキュメンタリーである。波彦が出会う何人かの音楽家、タップダンサー、レコード会社の人、ちんどん屋などは実在の人物である。脚本なし、セリフはアドリブ、溝口健二を思わせるワンシーンワンショットの長回しという、特異な手法でありながら、それがかえって自然さを感じさせる。加藤哲監督の独特の手法は多くの映画関係者に驚きを与えた。 ![]() 風景 この映画の特徴は「風景」でもある。東京にこんな風景があったのかと思わせる、数々のショット。多くの人の心の中にあるだろう「田舎」の風景。心の旅立ちを暗示する、夢ような風景の中のエンディング。それらは見る者の心に深く迫ってくる。 ![]() |
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VHS/カラー/105分 2001年(有)バンブー 3,500円(税別) |