エノラゲイ
藤内鶴了作詞/藤内旭須美作曲
エノラ ゲイは原爆を投下したアメリカのB29爆撃機のニックネームです。原爆の犯罪性はナチスのガス室に並ぶものであり、この蛮行を語り継ぐことこそ現代に生きる琵琶の使命です。
この曲はバンブーのCD、露金剛(BCD-016)の中の一曲です。
(リアルオーディオで聞く)
- 曲目解説
広島・長崎の地を訪れる度ごとに、原爆の悲惨さを噛みしめ、改めて平和の有り難さを痛感させられた日の鎮魂の思いを込めた鶴了の詞章。
現地における現代の語り部に感動した修学旅行引率の黒岩俊一郎氏の和歌。康米那氏のタゴール舞踊、故杉本キクエの瞽女歌等を参考にした旭須美の作曲。
使用琵琶 筑前四絃・槽の材質/花梨 愛称「安居怡」(アグイ)
- 歌詞
原爆の悲惨を今に語り継ぐ 語り部の声絶やすべからず
時に昭和二十年八月 広島さらに長崎と
投下されたる原爆は 語り尽くせぬ被害にて
人類未曾有の悲劇なれ 米国大統領の命令に
テニアン島を離陸する エノラゲイに積む原爆の
向かうは遥か広島の空
北を緑の山々や 南にひらく広島湾
風光明媚の城下町 明け暮れのどか三十万
八月六日午前八時十五分 投下されたる原爆一つ
落とされし地上の 生き地獄
草も木も丘も林もなぎ倒し 吹き荒びたる木の子雲
数百万度の閃光に 焼き尽くされし無残さを
深く知るべし核兵器 水をくれ水下さいと泣く声は
争うことの空虚さを 木霊となりて訴ゆる
言葉は空に留まりて 永久に消ゆることなし
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